私のおすすめ、金沢の珍味唐千寿(からせんじゅ)。このブログでも2度書きました。
カラスミより安いよ。美味しいよ。お手軽よ。
今日はなんとそんな唐千寿と本家カラスミを両方一度に食べる機会に恵まれました。
まずは数年ぶりのカラスミから。
色が違う。香りが違う。味が全然違う!
まさに海の珍味。口から鼻からなんとも言えない香りと味わいをガツンと感じます。
次に最近食べ慣れている唐千寿。カラスミより一回り大きく色が薄い。鶏卵が入っているせいか、海の感じが薄くて味も香りもまろやかです。
こんなに違うなんて。やはり似て非なるものでした。
もちろん値段も全然違うのです。カラスミは唐千寿の7〜8倍でしょうか。
カラスミは出来るだけ薄くカットし、ちまちまと味わって食べました。
カラスミを一口かじる度になぜか感じる罪悪感。というか敗北感?
何といったら良いのか。カラスミを食べているのではなく、カラスミに食べられている感じ…。カラスミが私に食べられることを拒否している感じ…。こんな私がカラスミを食べるなんて許されるのか?という自己嫌悪のような…。
うまく説明できませんが、私には唐千寿のほうが心穏やかに食べられることがわかりました。