東一のラベルに白鶴錦についての面白い文章が書いてありました。
不思議な米「白鶴錦」
「白鶴錦」は精米の仕上がりが美しかった。
「白鶴錦」は水をゆっくり吸った。
「白鶴錦」は蒸しあがりの香りがすがすがしかった。
「白鶴錦」は素直に麹になるのを嫌がった。
「白鶴錦」の麹は膨らみ、純白で割れは全く見られなかった。醪(もろみ)は穏やかな香りにつつまれ、たたずまいは凛としていた。絞った酒は「たおやか」なり。
五町田酒造 勝木慶一郎
以上です。なんだか文学的です。勝木さん、どんな方なのか興味があります。
普通の人「ひとりのみ子」
「ひとりのみ子」は友だちの作り方が下手だった。
「ひとりのみ子」はごはんをゆっくりと食べた。
「ひとりのみ子」は寝起きの顔が鬱陶しかった。
「ひとりのみ子」は休日に外出するのを嫌がった。
「ひとりのみ子」の髪はハリがなく白いものが交じりツヤは全く見られなかった。良く言えば穏やかな雰囲気につつまれ、たたずまいはのっそりとしていた。飲んでいる酒は「たおやか」なり。
ひとりのみ日記 ひとりのみ子