あまりに暇なので久しぶりに走れメロスを読みました。太宰治のあれ。登場人物全員理解できないあれです。
以下、私には全く理解できない点です。
メロス
- 王様が暴君だという噂を聞く→生かしてはおけぬ→ナイフを持ってお城へ乗り込む→捕まる。【あまりにも考えなし。単純にもほどがある。】
- 自分が処刑されることが決まる→妹の結婚式を明日やろう。【最後に妹にひと目会いたい、ならまだわかる】
メロスの妹
- 兄に突然明日結婚しろと言われる→頬を赤らめる。【赤らめる前に理由を聞きだそう】
妹の旦那
- 結局メロスの言うなりに翌日結婚。【そこは強く拒否して】
村人たち
- 結婚式で盛り上がる。【それは良いけど、なんで誰もメロスを問い詰めないの】
- メロスの代りに処刑台へ。【この人が一番理解できない。あんな考えなしの行き当たりばったりな人間と親友なんて人が良すぎる】
王様
- 人を信じられず一族皆殺し→メロスたちの友情に感動して改心。【一族皆殺しする人は病気。病気はそんなに簡単に治らないはず。病気じゃないなら全く理解できない。】
民衆
- 改心した王様をみて「万歳、王様万歳!」【えー…】
こんなにおかしな登場人物ばかり。なのに最後は感動して泣いちゃう。私この本大好き。ダメ人間ばかりなのにこんなに良い話になるなんてすごいわー。
私が気になったのは、結婚式でどんなお酒を飲んでいたのだろうか、ということ。盛り上がっているのはよくわかるけど酒や肴の描写が一切ない。気になります…。